目次
はじめに
こんにちは。成年後見人経験者のくじら99(@9jira99)です。
みなさん、家庭裁判所に行ったことありますか?
「裁判所」と聞くと、なんだか怖い印象があるかもしれません。
でもご安心を。
成年後見人の面談は、思ったよりもずっと穏やかで、親切な人たちに支えられながら進んでいくものです。
今回は、私が実際に家庭裁判所で成年後見人の面談を受けたときの様子を、時系列に沿ってリアルにお伝えします。
面談当日のスケジュール

1. 早めに現地入り、ファミレスでひと息
緊張のあまり、約束の時間よりかなり早く到着。
裁判所近くのファミレスでコーヒーを飲みながら、申立書の写しを確認。まるで面接前の就活生のような心境でした。
2. 弁護士と合流、裁判所の中へ
弁護士さんと裁判所前で合流。
家庭裁判所と地裁が隣接していたため、記者のような人たちが周囲にちらほらいて、ちょっとびびりました。
受付に向かう道順もスムーズに案内してもらえたので、弁護士同行は本当に助かりました。
家庭裁判所での面談の流れ

1. 成年後見制度に関する資料の受領
受付後、まず分厚い資料を渡されます。
この中には、成年後見人の役割、定期報告義務、財産管理など重要な情報がたくさん詰まっています。
2. 制度説明のビデオ視聴
次に、小型のテレビで制度説明のビデオを視聴します。
弁護士さんと一緒に見るので少し不思議な気持ちになりますが、制度の全体像をつかむには良い機会です。
3. 参与員との面談(約30分)
裁判所職員(ボランティアで関与する方)である参与員と面談を行います。
これが実質的なメインイベント。
面談内容は以下のようなものでした:
- 申立内容の確認
- ご本人の生活状況の確認
- 後見人としての責任や予定している対応内容の確認
正確に答えることが重要です。変に取り繕う必要はありません。
面談当日の持ち物と準備ポイント

必須の持ち物
- 申立書の写し
- 印鑑(シャチハタ不可)
- 身分証明書(運転免許証など)
準備しておいて良かったこと
- 申立書を何度も読み返しておいたこと
- 大きめのカバン(資料が重いです)
- 飲み物や軽食(早めに現地入りしたため)
面談を終えての感想
面談終了後、弁護士さんと簡単に今後の流れを確認して終了。
思ったよりフレンドリーな雰囲気で安心しました。
もちろん、裁判所ならではの緊張感はありますが、悪いことをして行く場所ではありません。
冷静に、自分の立場と役割を確認しておけば大丈夫です。
まとめ
- 家庭裁判所の面談は、成年後見人としてのスタート地点
- 準備がしっかりできていれば、怖い場所ではない
- 弁護士の同行や事前確認で不安を減らそう
成年後見制度の利用を考えている方の不安が、少しでも軽くなれば幸いです。
次回は、ご本人が入所している施設対応など、事務手続き以外のリアルな話をお伝えします。お楽しみに!