こんにちわ、成年後見人経験者くじら99(@9jira99)です。
高齢者が施設に入所した場合の空き家の管理は、成年後見人として重要な責務の一つです。
適切に管理しないと、空き家は犯罪のリスクが高まり、近隣住民に迷惑をかけるだけでなく、財産価値の低下にもつながります。
今回は、空き家の管理方法やセキュリティ対策、ゴミ屋敷化を防ぐためのポイントについて解説します。
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目次
空き家の管理:放置しないことが最優先
空き家の管理は、何よりも放置しないことが最優先です。
空き家は定期的に訪問し、室内外の状態を確認することが大切です。
放置された空き家は、次第に老朽化が進み、雨漏りやカビの発生、害虫の侵入などの問題が起こりやすくなります。
また、草木が伸び放題になり、見た目も悪くなるため、定期的に手入れを行いましょう。
定期的な訪問と点検
空き家の状態を把握するために、最低でも1月から2月に1回は訪問し、点検を行いましょう。
特に、雨漏りや壁のひび割れ、窓やドアの破損がないかを確認することが重要です。
また、郵便物がたまっていると不在が明らかになるため、ポストのチェックも忘れずに行いましょう。
適切な換気と清掃
空き家は人が住んでいないため、空気の流れが滞りがちです。
定期的に窓を開けて換気を行い、湿気やカビの発生を防ぎます。
また、室内の清掃も定期的に行い、ゴミやホコリを溜めないようにしましょう。
セキュリティ対策:防犯対策を怠らない
空き家は犯罪の標的になりやすいため、防犯対策をしっかりと行うことが重要です。
不法侵入や放火などのリスクを減らすため、次のようなセキュリティ対策を講じましょう。
施錠の徹底
すべての窓やドアをしっかりと施錠することは基本中の基本です。
特に、二重ロックや補助錠の取り付けを検討し、不審者が侵入しにくい環境を作りましょう。
防犯カメラやセンサーライトの設置
防犯カメラやセンサーライトの設置は、不審者への抑止効果があります。玄関や裏口、庭など、侵入されやすい場所に設置することで、空き家の安全を守ることができます。
近隣住民との連携
近隣住民と良好な関係を築き、空き家の管理について協力を依頼するのも有効です。
何か異常があった際には、すぐに連絡をもらえるようにしておくと安心です。
ゴミ屋敷化を防ぐために:早めの対応が鍵
空き家がゴミ屋敷化する原因の一つに、管理が行き届かなくなることがあります。
放置されたゴミが溜まり、不衛生な状態になると、害虫や悪臭の原因となり、近隣住民とのトラブルにもつながります。
定期的な清掃とゴミ処理
空き家の室内外のゴミは、定期的に清掃し、処分することが大切です。
特に、庭に放置されたゴミや不用品は、害虫や小動物を呼び込む原因になるため、早めに片付けるようにしましょう。
専門業者の活用
大量のゴミや不用品がある場合は、専門業者に依頼して一括処理するのが効率的です。ゴミ屋敷化する前に早めに対応し、衛生的な状態を保つことが重要です。
不用品のリサイクルや寄付
使わなくなった家具や家電などの不用品は、リサイクル業者に引き取ってもらったり、寄付することも考慮しましょう。
これにより、無駄を減らし、環境にも優しい選択ができます。
家庭裁判所へ相談
上記のセキュリティ対策やゴミ屋敷掃除など、対応に困る時・特に費用が発生する時は、家庭裁判所に相談しましょう。
実際に費用を支払って対応する際は、上申書等であらかじめ報告しておいた方が良いです。
報告きっちりすることで、信用が高まります。
悩んだら、相談。そして、上申する。このことを、肝に銘じておきましょう。
まとめ:空き家の管理はこまめに、セキュリティと清掃が鍵
空き家の管理は、放置せずこまめに行うことが大切です。
定期的な訪問と点検、セキュリティ対策の徹底により、空き家を安全かつ快適な状態に保つことができます。
また、ゴミ屋敷化を防ぐためには、早めの清掃とゴミ処理が鍵となります。
適切な管理を行い、空き家の価値を守り続けましょう。
これからも、成年後見人のリアルをお伝えします。お楽しみに。