不要な支払いとサービスの停止:成年後見人の実務

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こんにちわ。成年後見人経験者、くじら99(@9jira99)です。

皆さん、自分の生活費やスマホ代、サブスク費用とかきっちり把握していますか?
特に最近は、音楽のサブスクとか気がつくと、固定的な費用が増えていますよね。

成年後見人になって、ご本人さんの生活費の調整をしなければならないことがあります。
自分のことだけでも大変なのに。この辺りの覚悟が必要になります。

まず、認知症のため支払いが滞っているケースが多々あります。
この支払いも、速やかに行なう必要がありますね。

同時に、不要なサービスを停止することも大事な仕事です。

実際に支払いが滞っていた請求書について、成年後見人になって処理ができるようになりました。

くじら99

その支払いについての具体的な対応内容のおはなしです。

また、不要なサービスの解約も行いました。

ご本人Aさんの自宅で、今後不要であると思われるサービス(NHKや電話)などを減らすことにより、固定的な支出額を減らします。

結果、収支の赤字を削減することができました。

今回は、これら実務における具体的な手続きとその苦労について詳しくお話しします。

成年後見人のお仕事、大変です。

現在離れて暮らす親御さんが心配の方、今後のことを考えて家族信託という制度もあります。
興味のある方は、下記の記事もご参照ください。

※本サイトはプロモーションを含みます。

不要な支払いやサービスの停止

ご本人Aさんの生活を支えるために必要な支払いを残し、不必要な支払いやサービスを停止しました。

事実、進行した認知症であるご本人Aさんは家に戻って生活する状況ではなく、
家に関する不要なサービスを削減し、生活に関わる固定費を削減しました。

具体的には、電気と水道はそのまま使用できるようにしました。(これからも家の訪問もあることなど)その他のガス、固定電話、NHK、携帯電話、およびケーブルインターネットの支払いを停止しました。

電気と水道の継続

電気と水道は日常生活に欠かせないため、これらの支払いは継続しました。
Aさんが施設に入所している間も、家が適切に維持されるようにしました。
※今後も、家の訪問は続きます。

その他のサービスの停止

その他の不要なサービスについては、以下の手続きを行いました。

  1. ガス
    ガスの停止手続きを行い、未払いの請求書を精算しました。
    ※請求書にある電話番号に連絡。ガスを止めることはスムーズに対応できました。
  2. 固定電話とNHK
    固定電話とNHKの契約を解約し、未払い分の精算を行いました。
    ※NHKのサービスセンターに連絡をして事情を説明してスムーズに対応できました。
    ※NTTの方は、少々時間がかかりました。
  3. ケーブルインターネット
    ケーブルインターネットの未払いの請求書を精算しました。
    ※未払いのため、サービスはすでに止められていました。
    督促の請求書が頻繁に送られている状態でした。 

    現実的には、すでにサービスは止められている状態です。
    送られている請求書は、有効とのことでした。
くじら99

急いで精算行いました。

未払い請求書の精算

未払いの請求書の精算は、まず各請求書の金額を計算し、支払いが可能かどうかを確認しました。

くじら99

多くの場合、コンビニで支払うことができます。

以下の手順で対応しました。

  1. コンビニでの支払い
    未払いの請求書を持参し、コンビニで支払いを行いました。
    ※ほとんどの支払いは、対応しています。
  2. 領収書の整理
    支払いが完了した領収書をまとめ、早めに並べてコピーを取りました。
    これにより、後で確認しやすくなります。

    また、原本はファイリングをします。
    ※ただし、コンビニで支払った領収書は小さいものです。
      ケーブルテレビや電気代金などまとめてクリップに留めてからファイリングしました。

さらっと書いていますが、面倒くさくて本当に大変でした(涙)

手続きがめんどうくさい

電話だけでは本人と認められないケースが多く、時間がかかります。

合間を見つけて電話しましたが、1時間くらいは余裕を見た方がいいです。

先方から書類を郵送してもらい、そこに必要な内容を書いて対応する形になります。

具体的には、登記事項証明書や私の証明書などと合わせて送ることで、各種手続きを進めることができました。

特に苦労した携帯電話解約手続き

携帯電話、D⚫️C⚫️M⚫️については、店舗に行って相談するのも事前予約が必須であり、手続きには多くの時間がかかりました。

以下はその詳細です。

  1. 事前予約と現場での手続き
    D⚫️C⚫️M⚫️のお店では事前予約が必須でした。
    成年後見人としての手続きに対する理解が不足しているため、現場でのやり取りにも時間がかかりました。
  2. 費用の請求
    費用は途中まできっちり請求されました。
  3. 2年縛りの精算
    2年縛りの途中解約とるそうで、解約分の費用も請求されました。
くじら99

2年縛りの解約費用は高額で驚きました。

最近の携帯電話は2年縛りの契約は減ってはきたと思います。

同時に、お年寄りはサービスの変更や内容に詳しくないため、昔のプランのまま契約しています。

くじら99

かなり損をしてますね

私個人は、携帯サービスを頻繁に変更してきたこともあり、正直もったいないと思いました。

解約も難しくて、費用も高い・サービスも悪い。
であれば、早めに格安サービスに切り替えた方がいいですよね。

もし、検討の余地があるのであれば下記のサービスをみてください。

効率的な手続きのためのポイント

これらの手続きは時間と労力がかかるため、効率的に進めるためのポイントを以下にまとめます。

  1. 事前連絡
    各サービスプロバイダーに事前連絡を入れ、必要書類を確認しましょう。
    手続きをスムーズに進めることができます。
  2. 領収書の管理
    支払い後の領収書はすぐに整理し、コピーを取っておいてください。
    後の確認作業を容易にします。
  3. まとめて手続きを行う
    できるだけまとめて手続きを行い、複数回の訪問を減らすように工夫します。
  4. 柔軟な対応
    予期せぬ問題が発生した場合でも、柔軟に対応できるように準備をしておくことが重要です。
    私は、携帯電話の2年縛りなどについて、事情が事情でもあるため理解を求めましたが無駄でした。
くじら99

割り切った対応が求められます。

まとめ

成年後見人としての業務には、面倒くさい仕事が多いです。

不必要な支払いやサービスを停止し、未払いの請求書を精算するなど。

ただし、この対応によってAさんの財産を適切に管理することができました。

これらの手続きは大変ですが、早めに進めることで後の負担を軽減することができます。

次回は、不測の事態。不動産売却についてのお話です。お楽しみに(?)

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