成年後見人になるまでの介護施設との付き合い方

  • URLをコピーしました!

こんにちわ。成年後見人経験者、くじら99(@9jira99)です。

介護施設、老人ホームに行ったことありますか?
私は、幸運にもまだ家族がお世話になっていませんでした。

成年後見人になって、一番おつきあいがあるのが施設担当者になります。

成年後見人として、本人の生活を支えるために介護施設担当者との良好な関係を築くことが重要です。

成年後見人の申立をしている間も、ご本人Aさんはショートステイに入所しています。

ただし、現在の入所は一時的であるとのこと。

最終的には特別養護老人ホームなどに安心して生活できる環境を整える必要があります。

私は自分の両親も、老人ホームに入所をしたことありません。

くじら99

介護サービスについて、知りませんでした。

ラッキーなのは、その介護施設の担当者Bさんが大変親切だったこと。

ご本人Aさんはショートステイから有料老人ホーム、特別養護老人ホームに順番に入所します。

くじら99

この施設の違いは、だんだんわかってきます。

今回最初からお世話になった施設は、関連のクリニック、有料老人ホーム、特別老人ホームなどがグループにありました。

その中でサービスを、ご本人Aさんの体調・ステージごとに選んでいく形をとります。

今回、施設にお任せできる体制が取れたこと。

くじら99

本当に大変助かりました。

離れて暮らしている親がいる方、まだ認知症ではないが、将来が心配という方へ。

家族信託という制度を知っていますか?

家族信託は、まだ親が元気なうちに将来のこと話し、自分の財産の「管理権限」を、家族などに任せる(託す)ことで認知症による資産凍結を防ぐ制度です。

なぜ、このような制度があるかというと、認知症になった場合家族が財産を動かす事ができなくなるからです。

くじら99

認知症による資産凍結と言います。

今回、私は成年後見人として認知症になった方をサポートする仕事をしました。

くじら99

これは、やむを得ずこの制度を利用した事になります。

まだ、ご家族が元気であれば、この家族信託という制度について知ってもらいたい。

くじら99

こんな気持ちで、ブログを書いています。

\気になる方は、下記をご参照ください/

措置入院後のショートステイ

ご本人Aさんが措置入院から退院した後、最初に入所したのはショートステイという施設でした。

ここでは、一時的な生活支援を受けることができました。

ただし、将来的にはより安定した施設への入所が必要になります。

介護施設担当者との調整

ショートステイの担当者、特に相談員の方との連絡は非常に重要です。

Aさんの今後の生活について、以下の点を教えてもらいました。

  1. 現在の入所施設は一時的なもの
    • ショートステイは短期間の滞在を前提としているため、次の施設を探す必要があります。
  2. 安定した施設への移行
    • 最終的には、特別養護老人ホームに入所することが目標と教えてもらいました。
    • しかし、特別養護老人ホームへの入所には時間がかかるそうです。
    • その間は、有料老人ホームを利用することになります。
  3. 費用面では、有料老人ホームの方が高い。
くじら99

目標として、特養に入ることを意識しました。

介護施設担当者との関係構築

担当者は、ご本人Aさんの問題についてショートステイ入所前の段階から関わっていただいた方です。

そのおかげで、色々な情報・対応方法などを具体的に教えてもらいました。

くじら99

ご本人Aさんの体調や認知の状況など

Aさんはアルツハイマー型認知症でした。

病気の情報や進行具合についても教えてもらいました。

介護施設担当者との良好な関係を築くためには、以下の点が重要です。

1. こまめな連絡

成年後見人になるプロセス(審判中、裁判所面談など)について、施設担当者にこまめに連絡することで、信頼関係を築くことができます。

また、ご本人Aさんの状態や手続きの進捗状況を定期的に確認をしました。

くじら99

施設側としては、支払いの事もあるので
状況説明は大事です。

2. 支払いの猶予のお願い

成年後見人としての登記が完了するまでの期間、支払いを猶予してもらう必要があります。

3. アドバイスを受ける

施設担当者は多くの経験を持っており、具体的なアドバイスをいただくことができます。

どのようにサポートすべきか、どの施設が適しているかなど。

4. 継続的なコミュニケーション

定期的に連絡を取り合い、Aさんの状況や今後の計画について話し合いましょう。

私の場合は、施設と遠距離のため、現地に来る際は必ず施設に顔を出すようにしました。

具体的な作業内容

具体的な作業内容としては、以下の点が挙げられます。

  1. ショートステイ施設担当者と連絡
    ショートステイ施設に緊急的に入所となりました。
    どのような環境になっているか、担当者から話を聞きました。
  2. 有料老人ホームへの入所準備
    特別養護老人ホームへの入所が決定するまでの間、有料老人ホームへの入所しなければなりません。

    ただし、施設との契約手続きは成年後見人にならないとできません。
    準備だけすすめておきます。
  3. 成年後見人の手続き
    審判中や裁判所面談の詳細を施設担当者に報告し、手続きの進捗状況を共有しました。
  4. 支払い猶予の依頼
    成年後見人としての登記が完了するまでの間、支払いの猶予を施設担当者に依頼し了承を得ました。
  5. ご本人Aさんの健康状態のモニタリング
    担当者からAさんの体調や認知症の進行状況についての報告を受けました。

アルツハイマー型認知症への対応

ご本人Aさんの認知症はアルツハイマー型であり、進行している状態とのことでした。

介護施設担当者に、現実的な状況や今後について説明をしてもらいました。

認知症に関するアドバイス

担当者からは、以下のようなアドバイスをいただきました。

  1. 認知症の進行に伴う行動の変化
    Aさんの行動が変わりやすいことを理解し、柔軟に対応することが求められました。
    ※例えば、面会についてはコロナ禍もあり難しかったのですが、そもそも意思疎通が難しい状況でした。
  2. 安全確保
    施設内でのAさんの安全を確保するための具体的な対策について説明を受けました。
  3. 家族や関係者との連携
    認知症の進行に伴い、家族や他の関係者との連携がますます重要になるため、
    定期的なコミュニケーションを取ることの大切さを強調されました。

ただし、今回はご本人の事情もあり私が受けとめていくことになりました。

まとめ

介護施設担当者との関係性は、成年後見人としての業務を円滑に進めるために非常に重要です。

こまめな連絡や継続的なコミュニケーションを通じて、信頼関係を築くことが大切です。
また、施設担当者からのアドバイスを受け入れることで、被後見人の生活をより良いものにすることができます。

成年後見人としての役割は多岐にわたります。
その中でも施設担当者との良好な関係は、後見人業務のポイントになります。


親が認知症になるかもしれない。そんな心配もありますよね。

もし離れて暮らす親のことが心配であれば、家族信託という制度も検討することをおすすめめします。

↓詳細は、下記の記事の記事をご覧ください↓


成年後見人の申立をして、面接も終わりました。いよいよ、成年後見人になるための審判が始まります。そのリアルな話をお伝えします。

くじら99

では、また。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!