遠隔地に住む成年後見人とってのお仕事の実情

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今や高齢者の5人に1人が認知症と言われています。

私は、とある理由で認知症になった親戚のため、成年後見人という仕事をしました。
このブログでは、成年後見人になって実際に経験したことを共有します。

この成年後見人という仕事は
ご本人の生活・財産を守るため大切な仕事です。

この制度は、以下の点で重要です。

  • 財産管理と保護: 本人の財産を適切に管理。不正な利用や浪費を防ぐ。
  • 本人の権利保護: 法的な判断や契約に関するサポート。
  • 日常生活のサポート: 生活費の支払い、施設入所、医療費管理等。
  • 法的トラブル予防: 法的なトラブルに巻き込まれない対策。

成年後見人の具体的な仕事内容は、こちらの記事をご覧ください。

この仕事は、責任が重大かつ大変な手間がかかります。

また、専門家に任せると負担が大きくなります。長期間に渡る場合は、相当な負担を覚悟しなければなりません。

具体的な成年後見人のお仕事について

一般的な成年後見人のお仕事は以下のとおりです。

業務区分具体的な内容
財産管理預貯金・年金の管理、支払い代行、不動産管理、契約の締結・解約
身上監護医療・介護手続き、生活支援、施設入所・引越しの手続き、意思尊重
定期報告家庭裁判所への報告、財産目録の作成、裁判所指示の対応、後見終了手続き

具体的には、以下のような内容になります。

1. 財産管理(お金・契約の管理)

成年後見人の基本業務であり、本人の財産を適切に管理

🔹 預貯金・現金の管理

• 本人名義の銀行口座を把握し、適切に管理
• ATMやネットバンキングを使った引き出し・振込
• 成年後見用の専用口座(管理口座)を開設

🔹 収入・年金の受け取りと管理

• 年金(国民年金・厚生年金)の受給手続き
• 障害年金や生活保護などの給付金の管理
• 定期的な収入(不動産収入、投資など)がある場合の管理

🔹 支払いの代行

• 介護施設の利用料や医療費の支払い
• 税金(住民税、固定資産税など)の支払い
• 公共料金(電気・水道・ガス・電話・インターネット)の支払い
• クレジットカードやローンの管理(不正利用の防止)

🔹 資産・不動産の管理

• 本人名義の不動産の維持・管理(固定資産税の支払い、修繕など)
• 本人の意思決定ができない場合の不動産売却手続き
• 賃貸物件の契約更新・解約、家賃収入の管理

🔹 契約の締結・解約

• 本人に代わって施設入居の契約を締結
• 携帯電話・インターネット・新聞など不要なサービスの解約
• 各種契約の内容確認と不正契約の防止

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まずは、日々のお金の管理の仕事


2. 身上監護(生活・健康管理)

本人が安心して生活できるよう、福祉サービスや医療の手続き

🔹 医療機関との連携・手続き

• 本人の病院受診や通院の手配
• 医療費の支払い管理
• 健康診断・ワクチン接種の手続き
• 緊急入院時の手続き(病院との連絡)

🔹 介護・福祉サービスの手続き

• 介護保険の申請、更新
• ケアマネージャーとの連携
• デイサービスや訪問介護の利用手続き
• 介護施設・特養・グループホームなどの入所手続き

🔹 日常生活の支援

• 日用品・衣類の購入
• 食事サービス(宅配弁当など)の手配
• 本人の希望に応じた生活環境の調整

🔹 施設入所・引越しの手続き

• 介護施設や老人ホームの契約・入所手続き
• 退去・引越しの手続き
• 自宅の整理・遺品整理

🔹 本人の意思の尊重

• 本人が希望する生活スタイルの維持
• できる限り本人の意思決定を尊重
• 代理決定を行う際の判断基準を明確化

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病院や介護施設とのやりとり


3. 定期報告・監査対応

家庭裁判所や関係機関に定期的な報告を行う義務があります

🔹 定期報告書の作成・提出

• 成年後見人選任後の初回報告(1ヶ月以内)
• 毎年1回、家庭裁判所への財産状況・支出の報告
• 記録を整理し、監督人・家庭裁判所に提出

🔹 財産目録の作成・更新

• 本人の資産・負債のリストを作成
• 資産状況の変化を家庭裁判所に報告

🔹 家庭裁判所からの指示対応

• 成年後見業務に関する裁判所からの指示に従う
• 必要に応じて裁判所の許可を得る(不動産売却など)

🔹 成年後見の終了手続き

• 本人が亡くなった場合の報告と手続き
• 成年後見制度の解除(判断能力の回復時など)

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裁判所・役所の手続きなど

マニュアルにない成年後見人の仕事

上記の仕事は、成年後見人がやらなければならない基本的な仕事です。

成年後見人は、成年被後見人に代わりに各種手続きを行います。

しかし、実際にはマニュアルにない仕事がたくさんあるのです。

「マニュアルにない成年後見人の仕事」 について、公式なガイドラインには載っていませんが、 現場で求められる仕事 をリストアップしました。

マニュアルには載っていない成年後見人の仕事

以下のような「想定外の対応」や「実務で発生する問題」に直面することが多いです。


1. 身内のトラブル・親族との調整

💬 公式な業務には含まれないが、実際には非常に重要!

親族との意見調整

「家族信託がいいんじゃないか?」「成年後見の報酬が高すぎる!」など、親族間の意見がまとまらない場合の調整役を担う。
特に相続が絡むと、家族間の対立が発生しやすい。

遺産分割トラブルの調整

• 成年後見人は遺産分割協議に直接関与できないが、財産管理をしているため「〇〇の銀行口座をどうするのか?」といった相談を持ちかけられる。

身内が金銭を要求してくる

• 「親の年金を生活費に使わせてほしい」と要求されることも。
• 成年後見人の役割として、適切な資金管理を行い、使途不明金を防ぐ必要がある。


2. 施設・病院・ケアマネとの交渉

💬 単に手続きするだけでなく、「交渉力」が求められる場面が多い!

施設入居の「順番待ち」対応

• 人気の施設にはすぐに入れないことが多く、「どうすれば優先的に入所できるのか?」を探る必要がある。
• ケアマネや施設担当者と関係を築きながら情報収集。

施設の環境改善を求める

• 食事の質が低い、介護が雑…などの問題がある場合、施設に改善を求めることも。

病院の医療方針への意見調整

• 「延命治療をどうするか?」といった医療方針の判断が必要になる場面がある。
• 本人の意思を尊重しつつ、家族の意向とも調整。


3. 本人の精神的ケア・コミュニケーション

💬 「お金や契約の管理」だけではなく、メンタルケアが意外と重要!

寂しさを埋めるための会話

• 成年後見人は身内ではないが、定期的に顔を出し、話を聞くことで本人の孤独感を和らげることが求められる。
• 本人が後見人を信頼できるかどうかで、スムーズな財産管理にも影響する。

判断能力の低下を見極める

• 「最近、後見人のことを忘れがちになっている」「お金の使い方が急に変わった」など、微妙な変化に気づくことが大切。
• 認知症の進行度を医師と相談しながら見守る。


4. 予期せぬトラブル対応

💬 後見人をしていると、マニュアルにない問題が次々と発生!

「不審な業者・詐欺」の対応

• 「あなたの名義で融資が受けられます!」といった詐欺業者からの電話。
• 本人が騙されないように日々チェックし、必要なら消費者センターに通報。

ご近所トラブルの仲裁

• 本人が認知症であることを理解してもらえず、ご近所と揉めることも。
• 地域包括支援センターと協力して、周囲に事情を説明する役割を担う。

本人が勝手に契約してしまう

• 成年後見人がついていても、本人が訪問販売などで勝手に契約するケースがある。
• クーリングオフを活用するなど、素早い対応が必要。


5. 成年後見人の終了・死後の対応

💬 後見人の役割は本人が亡くなると終了
しかし、の後の整理も発生することがある!

死亡後の手続きサポート

• 成年後見人の業務は「死後」には及ばないが、実際には葬儀の手配をどうするか、親族に連絡がつかない場合の調整を求められることがある。

後見終了後の財産管理・精算

• 成年後見が終わった後、財産を相続人に引き継ぐ際の調整が必要。
• 残されたお金をどのように管理するか、裁判所とのやりとりが発生することも。


カテゴリ具体的な仕事
親族との調整親族間の対立解消、遺産分割トラブル、金銭要求の対応
施設・病院の交渉施設の順番待ち調整、医療方針の調整、サービス改善交渉
本人の精神的ケア孤独感のケア、認知症の進行チェック、会話でのサポート
予期せぬトラブル対応詐欺や訪問販売対策、ご近所トラブルの仲裁、契約トラブルの対応
成年後見終了時の対応死亡後の整理、財産の最終管理、裁判所への最終報告

普通に生活をしていては、なかなか経験のできない刺激的なお仕事だらけです。

成年後見人の状況により対応は変わりますが、なってみないとわからないことが多いです。

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一番の思い出は、ゴミ掃除だったりします

成年後見人とは、「本人がどんな人間であるか」を証明する仕事が多い理由

なぜならば、成年後見人≠成年被後見人だからです。

あくまで、認知症の方になり代わり、手続きや財産管理を行う仕事になります。

そのため、常に自分が成年後見人である!という証明(登記事項証明書)を用意して、新たに面会する人々に説明をし続けなければなりません。

日本で、普通に生きていると自分を証明することは住民票を取ったりするときに運転免許証やマイナンバーカード・保険証などを使うことが多いと思います。

その証明書は、もちろん自分のものなので携帯していたり管理をしています。

しかし、この登記事項証明書は、そんなに簡単に扱えるものではありません。
(お住まいにもよりますが、法務局で入手することになります。)

自分を証明する機会が多く、コピーではなく原本を要求されるケースや、有効期限3ヶ月以内のものを要求するケースなど、さまざまです。

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これがないと、人は信じてくれません

あとで経費精算ができますが、証明書手数料 登記事項証明書 1通につき550円(収入印紙)がかかります。

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この領収書の管理も大変なんです

では、成年後見人のプロ(法律家など)に任せればいいのでしょうか?

一般的に、家族・親族で成年後見人になる適切な人がいない場合は、プロの成年後見人に任せることができます。

プロの成年後見人とは?

「プロの成年後見人」 とは、弁護士・司法書士・社会福祉士などの専門家が、家庭裁判所の選任を受けて成年後見人を務めるケースのことです。

通常は 親族が後見人になるケースが多い ですが、以下の場合は プロが選ばれることが多い です。

🔹 プロの成年後見人が選ばれるケース

• 適任の親族がいない• 親族が金銭トラブルを抱えており、財産管理を任せられない
• 相続や不動産管理が複雑で、専門知識が必要
• 本人の資産が多く、不正防止のためプロの管理が求められる
• 家族間で争いがあり、公平な立場の後見人が必要

プロの成年後見人は 報酬が発生 するため、親族後見よりも費用がかかりますが、専門的な対応が期待できます。

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その権限の強さや報酬が問題になることがあります

成年被後見人とは、認知機能に問題がある方です。

そのため、認知機能に問題があると判定されてから、生活サポート等々で成年後見人を選定することになります。

では、今現段階で高齢ではあるが、認知機能の問題がない親についてはどうしたらいいのでしょうか?

法的に、任意後見など後を面倒見てもらうことの契約を取り交わすことはできます。

しかし、実の両親や親戚の間柄でそこまでの対応をとることのできる方はどれくらいいるのでしょうか?

相当の資産家であれば、後々のことを考えて対応は必要です。

では、一般の家庭の方はどうすれば良いのでしょうか?

そこで、もう一つの選択肢、家族信託という制度があります。

あなたは、家族信託という制度をご存知ですか?

成年後見人制度、任意後見以外にもっと柔軟な制度があります。

それが、「家族信託」です。
自分の財産の「管理権限」を、家族などに任せる(託す)ことで
認知症による資産凍結を防ぐ制度です。

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後見制度にはない柔軟さと安心があります。

認知症による資産凍結を防ぎ
家族の大切な資産を財産を守りましょう!

違いは、こちらの記事まで。

本サイトが、成年後見人になる予定の方、家族信託を検討する方のお役に立てたら幸いです。

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